山あり、谷あり、サッカーあり。

海外修行の末、現役引退。その後、コーチへ転身。石川県金沢市のサッカーコーチによるブログ

“問いかけてる?”

皆さんこんにちは〜!!

 

 

とあるサッカー業界の会社があるリサーチをしました。

 

コーチングのパターン』です。

 

 

日本人にいるコーチのパターンはこの2種類です!!

 

①「アドバイスをするコーチ」

②「アドバイスをしないコーチ」

 

皆さんはどちらのコーチが良いコーチだと思いますか?

 

 

きっと①の「アドバイスをするコーチ」ではないでしょうか?

 

 

しかし、良いコーチとは

②の「アドバイスのしないコーチ」なんです

 

①は日本人の80%、②は20%という結果が出ているそうです。

 

「アドバイスしないわけないだろ!」

「アドバイスした方がいいコーチに決まっていると思う方は、残念ながらまだ二流です。

 

〇〇しなさい。

〇〇を直しなさい。

 

これはよくあるコーチングの例ですが、

サッカーにおいて、いや、人生に置き換えても正解なんて一つもないんです。

 

このピッチの上で自由な答えがある中で、選手が何を考え何を選び、プレーで表現するかが、サッカーにおいて重要なことになります。

 

 

そこに、アドバイス=あなたの答えを発信してしまうと、子供達は、それが正解だと錯覚を起こし、それ以上の追求はなくなってしまします。

 

では、良いコーチの考え方はどうでしょうか。

 

 

コーチ「今のシュートどうだった?」

 

選手「入らなかった」

 

コーチ「どうして入らなかった?」

 

選手「バランスを崩してしまって」

 

コーチ「どうしたらバランスを崩さないんだろ?」

 

選手「もっと早く準備をして、プレーエリアを確保します」

 

コーチ「どうしたら早く準備できる?」

 

選手「よく周りを見て、予測してプレーします。」

 

コーチ「良いアイディアだね!次のプレーが楽しみだ!」

 

 

 

このように、アドバイスをしていませんよね?

アドバイスをしないコーチは選手自身に考えさせて、自ら問題解決させるようにアプローチしチャンスを与えます。

 

 

ではこのようなコーチングをするようになるには、何を意識したら良いでしょうか?

 

それは

 

『観る』

 

ことです。

 

選手の小さな変化にも、気づき、どのような声がけをして、誘導し、着地させるかが大切です。

 

 

よく、ティーチングとコーチングの違いについて様々な論点が語られていますが、

まさに、

①のアドバイスをするコーチ=ティーチング

②のアドバイスをしないコーチ=コーチン

なんですね。

 

言うのは簡単ですが、導くのは難しい。

 

言うだけの投げやりの言葉ではなく、

問いかけ導いてあげてください。

 

 

 

“「こうなりたい」が
 「こうなければならない」に変わる。”

By.本田圭佑